病院看護師が堅実に年収を上げる方法

今回は、現在病院で看護師として働いている方や今から病院で働こうとしている方（看護学生含む）向けに病院看護師として堅実に年収を上げる方法をお伝えしたいと思います。

看護師さんの働く場は病院だけではなく在宅や企業、学校など幅広いので、給与も勤める場所によって幅があると思います。しかし、看護師さんになられて大多数の方の就職するところは「病院」かと思うのでそこにフォーカスしてお話したいと思います。

病院看護師さんが年収を上げる方法は、キャリアを積んで認定や専門、特定行為看護師、管理者になるのが一般的です。他にもジェネラリストとしてキャリアを積む方法もありますね。

認定や専門看護師さんの給与に関してお話したいと思います。

いきなりきついことを言うようで大変恐縮ですが、
今から認定や専門看護師さんを目指している方にはキャリアを積んで仮に認定や専門看護師になったとしても、大幅な年収アップはあまり期待しないほうがいいと思います（認定や専門看護師さんとして頑張っている方には大変申し訳ないですが・・・）。

自分の知る認定や専門看護師さんの話では、「病院によって月5000円～10000円程度は手当がつくけど、仕事量や責任が増えて割に合わない」という声を聞きます。
　しかし、給料という側面だけでなく、認定や専門看護師課程の学費を病院側が補助してくれたり、自分のやりたいことができてそれで満足感ややりがいが得られてご自身がそれで納得されているようであれば、それに関して私から何も言うことはありません。
もちろん、認定や専門看護師さんの頑張りが各方面の看護学の発展に寄与していることは疑いの余地はありません。
ここで、私が言いたいのは雇い主の病院側や日本看護協会、日本看護連盟には頑張っている看護師のモチベーションを保ち報われるよう評価して頂いて給与の差別化を強く求めたいのです。

若干熱くなって話がそれましたが（汗）

話を元に戻して、

結論から言いますと、国立や県立等の公的・公立病院で看護師として働くことで堅実に年収を上げることができます。

求人ボックスによると、民間病院の看護師（正社員）の平均年収は358万円程度となっていますが、公的・公立病院では580円程度（４０歳時点）となっており、民間と公立系ではかなりの開きがあるのがわかるかと思います。

ちなみに、日本全体の看護師平均年収は483万円、全職種の平均は500万円となっています（令和元年賃金構造基本統計調査）。

実際、私の知り合いでも35才で民間病院から県立病院に転職して年収100万円以上上がったというのを聞きますし、35才程度で夜勤もして民間病院と同じくフルで働ければほぼ間違いなく100万円は年収アップが望めます。

しかし、ここで注意したい点があります。
それは、公立系病院の若年者(20代)の給与は低めスタートとなっており、一方民間病院は公立系病院より高めに設定されているので若いうちは民間病院の方が給与が高い傾向にあります。
しかし30代越えたあたりから少しずつ公立系病院が民間病院の給与より高くなっていくようになりますので、そこは留意した方がいいと思います。

もちろん、民間・公立系どちらもメリット・デメリットあると思いますので自分のなりたいキャリアも念頭に置き総合的に勘案して検討してみてはいかがでしょうか。


ここでは病院看護師の年収アップの方法についてお話しましたが、これが全てではなく他にも道はいくらでもあると思います。

これから日本は、少子超高齢化で生産年齢人口が減り我々現役世代の年金が減らされ、税金や物価も上がっていくことが予想されています。一方で民間の給与は上がっていかないという三重苦が近い将来待ち構えています。

先の見えない未来に備えたいけどどうしたらいいかわからなかったり、転職する勇気がない方もいると思うのでそういう方は手始めに積立NISAやiDecoなどをして投資していく方法もあるのではないかと思います。

また積立NISAやiDecoに関してはまたどこかでお話できればと思います。

少し長くなりましたが、行動するかしないかはあなた次第です。

一緒にいい未来にしていきましょう。
最後までご拝読ありがとうございました。